マドモワゼル・プリヴェ展1

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場内に入ってすぐにお出迎えしてくれたこの扉。実は… 

 

今週末、久々に刺繍のレッスンを受けに行く。

新しい技法を習うにあたって”この扉”のことを思い出したので、

今日はそんなお話を。

 

 

11月の終わりに、

友人と天王洲アイルで開催されたシャネルの

「マドモワゼル・プリヴェ展」に行ってきた。

 

シャネルのオートクチュール・コレクションが見られる。

リュネビル刺繍を習っている今なら、

何か刺激をもらえるかもしれない…!

そう思って、この日が来るのを心待ちにしていた。

 

展覧会は事前予約制で、決められた時間に入場する。

そのおかげか場内は思ったより混んでいなくて、

ゆっくりと見て回ることができた。

 

パリにあるシャネルは、

1階から4階にそれぞれブティックやサロン、

クリエイティションスタジオがあるのだそう。

3階は、ココ・シャネルのアパルトマン。

今回の展覧会はこのアパルトマンの部屋と色調をイメージして作られている。

 

フランスに行ったことがないものだから、

シャネルがパリのどんなところにあるのか。

どんな佇まいで、

どんな人々が行き交うのか。

想像もつかなかった。

 

けれど、

その一端を見せてもらうことが出来たことが、

ほんの少しでも、現地の空気に触れられたことが

貴重な経験になった。

 

入口に入って最初に目に飛び込んできたのが上の写真の扉。

4階のクリエイションスタジオの扉を再現したものだそう。

一見、普通の扉に見えるけれど

近くに寄ってみて、びっくり。

それが下の写真。

 

 

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なんとすべてがビーズ製。

 

扉の側面は、スパンコールとビーズで細部を表現している。

 

これはまさか。

このびっしり埋まったビーズはまさか。

 

リュネビル刺繍じゃございませんか???

 

周りにいたのが場内を案内するスタッフさんだけだったので、詳しい話を聞くことは出来なかった。

うーん悔しい。

 

扉を見た瞬間、鳥肌が立った。

楽しそうだなぁ。

これ、作ってみたいなぁ。

そう思った。

(作ってその後どうするんだというツッコミは置いておいて)

 

まだ技法を習ってもいないけれど、

これを沢山練習して、

いつかこんな扉が…いや扉じゃなくても良いんだけど、

こんな夢のようなものが作れたら…と

妄想を膨らませながら、

次の展示に進んだ。

 

 

続きは、また明日。