フレッシュネス

こないだ友達とメールをしていて、

何か物を作るにあたって、新鮮さ(freshness)も作品の大事な要素なんじゃないかと思うと言われた。

前に私がブログで言っていたことらしいけど、

すっかり忘れていたので見返してみた。

 

解明された?ギリギリ侍の正体 - ひとりごとと

 

ほんとだ。言ってた。

 

ギリギリまでアイディアを練って、

よしこれで形に出来る!と思ったら一気に作って完成させる。

今作っているアクセサリーは作るのにうんと時間がかかるものではないから、

途中で作り方に試行錯誤することはあっても

コンセプトで悩むことはなく出来上がりは早い。

今のところ自分にはこのやり方が合っている。

 

毎年参加しているバザーに、今年も参加する。

開催は今週末なのに、やっぱり何も作ってない。

あー、今年もいつも通りギリギリ侍だよねーと思いながら、アイディアだけは練っている。

 

ふと思った。

新鮮さが大事だと思ってるけど、

新鮮さって人に伝わるのかな。

私が作ってるものは食べ物じゃない。

パッと見てこれは新しいものなのか、そうでないのかは気づかれないかもしれない。

 

新鮮さにこだわるのは作っている側の話で、

あくまで私の感覚の話。

ずーっと前に作ったものは、ずーっと前の私の気持ちが乗っかっている。

今作ったものは、今の私の気持ちが乗っかっている。

私は、今の自分の気持ちを届けたい。

だからイベントギリギリになって作る。

でも私の作ったものを見に来た人がそれを気にするのか考えると

「へー!これ全部手作りなんですか。」くらいなもんだ。

(実際、前回のバザーでこう言われた)

 

新鮮さが大事だと思っていたのは、自分だけだったかも…

 

じゃあ新鮮さって要らないの?

そんなことはない。

今の自分が見て欲しいものはこれです、という気持ちを、アクセサリーに乗せたい。

 

私がアクセサリーを作るとき大事にしていることは

"普段着でも、お出かけでも、どんなシーンでも使えるシンプルなデザイン"だ。

 

大事にしていることを残しながら、

今、作りたいと思うものを届けること。

それが一番、見にきている人に伝えたいことだ。

 

目に見えないフレッシュネス。

見に来てくれた人に気づかれなかったとしても、

やっぱり作品を作る上で大事な要素なんだと

改めて思った。