環境の変わり目が成長するとき

今日は昔通っていた料理教室で知り合った方と

ランチをしてきた。

最後に会ったのがいつだったか覚えていないくらい

久しぶりの再会だった。

 

お互いの近況を話していると、

昔に戻ったようで、懐かしい。

彼も私もライフスタイルが変わり、

お互い新しい環境で学ぶことが多いことを

実感し合った。

 

彼は長らく研究会の仕事をしていたけれど、

異動になって、数年前から営業職に就いた。

あまりの環境の変化に心が付いていかず、

落ち込んだ時もあったそう。

そんな時に上司から

"環境の変わり目が成長するとき"だと

教えてもらったと言っていた。

 

このところ、こうして誰かに会うことで

その人の考え方や生き方を学ぶ機会が増えてきているように思う。

今までは自分とは何か、自分がしたいことは何かを

手持ちのノートとにらめっこして、

うんうん唸りながら考える時間が圧倒的に長かった。

まずは自分の声を聞きたい。

自分が心の奥底で思っていることを、確認したい。

そういう気持ちがあったからだ。

 

だけど、それでは答えは出ないのかもしれない。

 

人は、人。

自分は自分。

それはそうだけど。

 

人の考え方を見ないと、

自分の考え方を振り返ることはできない。

相手がいなければ、

自分を認識することはできない。

 

自分のことを話すのは苦手だった。

どうせ分かってもらえないと思っていたし、

実際何度も否定されてきた。

傷つくくらいなら、話さなければ良い。

どんどん、秘密主義になっていった。

 

それが最近は、少しずつだけど

自分のことを話せるようになってきた。

自分のことを話せば、

相手も自分のことを話してくれる。

そこで初めて、

相手の考え方や生き方を学ばせてもらえる。

学びたいと思っている今なら、

自分のことを話す大切さが分かる気がする。

 

"環境の変わり目が成長するとき"。

 

大事にしていきたいと思える言葉だった。