右からやりにくければ、左からやっちゃえば良い
最初のひと縫が終わった
5、6年ほど前、刺繍教室に通わせてもらっていた。
今となっては本当にやりたかったかどうか分からないけれど、
その時は何か新しいことをすれば
自分も変われるんじゃないかと思っていたんだと思う。
結局、持ち前のやる気のなさで2回程通ってすぐやめてしまった。
嫌になってしまった理由の一つが、"利き手"。
教室では先生も生徒もみんな右利き。
私だけ、左利きだった。
当時の私は今よりもっと神経質で、
こーじゃなきゃいけない、あーじゃなきゃいけないと思うタイプだったから
刺繍は右から刺さないといけないんだ、
自分だけ反対から刺すのはおかしいんだと
謎の思い込みをしてしまって、
刺繍を楽しむことが出来なかった。
左利きなんだから、左から刺せば良いんだよ!
そんな、当たり前というか
難しく考えなくても良いようなことも、
当時の私にはいちいち"究極の決断"のごとく大ごとで、
ものごと何でも気楽に考えることが出来なかった。
苦しかったなぁ。
同じことは筆ペン講座でも経験した。
こちらも"習字=右利き信仰"に踊らされて、
途中で挫折。
5、6年前の自分に言ってやりたいよ。
やりたくなければやめれば良いし
右からやりにくければ左からやっちゃえば良いんだよ笑!
こういうことは、
たいがい後になって気づくのよね…。
今気づけたんだから、まぁいっか。
部屋の掃除をしていたら、
当時買った練習用の刺繍キットが出て来た。
お手本の紙を見ながら、ちくちくやってみてる。
楽しい。楽しいぞ。
今は心置きなく、左から刺してます。