ひとりごとと

見たものを、淡々と話すところ

遅めの夏休み。その1

 

9月の終わりに連休を取って、徳島へ。

以前、東京のハンドメイドフェスでブース出展をしていた

徳島の活版印刷所のワークショップに参加しようと思い、行ってきた。

 

活版印刷をやっているところはもうほとんどないし、

実際に作業する現場が見られるならいつか行ってみたいと思っていた。

 

徳島へは東京から飛行機で1時間半くらい。

乗り込んだら、あっという間に到着した。

初めての徳島、初めての四国。

 

ところが。

担当の方が出張中だったためワークショップには参加できなかった。

こういうものはタイミングだから、仕方がないね。

代わりにと言ったら失礼だけど、

その方のご家族が所内を案内してくださって。

手仕事の現場を見学させてもらうことができた。

 

壁一面に並べられた鉛の文字と、部屋に広がるインクの匂い。

ワクワクした。

活版印刷の機械も見せてもらった。

活版印刷は思っていた以上に繊細なもので、

鉛で出来た文字は一度でも落としたら潰れてしまうほどデリケートなもの。

文字を作る会社ももうないし、紛失したら大変。

今ある機械と文字を大事に大事に使いながら、

1枚ずつ丁寧に刷っていく。

 

ボタン一つで何でもプリントアウト出来てしまう今の時代から考えると、

昔の職人さんは多くの時間と労力をかけて

印刷物を世に送り出してたんだね。

それを今の時代でも続けようとするんだから、

並大抵の覚悟では出来ないな、と思った。

 

大変貴重な体験でした。